何事も経験
何事も経験
人生は、新しい体験の連続です。今までに経験したことのない事が起こった時、人はどんなふうに感じるでしょうか。未知の事柄は、人に安全ではないという判断をさせます。
就職という節目において、学生から社会人へ変わるこの時期は、特に多くの新しい経験や体験をもたらすことでしょう。楽しいこともあれば困難なこともあります。たとえどんなことが起こっても、それらに対応できる能力は、人が生きていくうえでとても重要な能力の一つと言えます。見聞きしたことはあくまでも想像でしかありません。それに引き換え自ら経験したことは、身体が覚えています。そしてその体験こそが対応能力に繋がるのです。
最初からできる人はいない!
日常的なことであれば、転ぶ、火傷などの経験がある人とない人とでは、注意するポイントが違います。一度痛い目をした人は、そうならないようにしようとします。仕事であれば、とびこみの営業やプレゼンなど、初めての時は非常に勇気が要ります。でも何度もやっている間に、少しずつ上達します。簡単に言えばそういうことです。
心得-1
しかし、どんな経緯にしろ、自分自身でやらないことには何も始まりません。そして、この自分でやろうと思うという部分が、実はとても大切です。なぜなら、人にやらされたことや、無理やりやらされた経験は、結果がうまくいかなかった場合、トラウマになりかねないからです。それらは、失敗体験として笑い話になったり、あれもいい経験だったよねと言えるものではなく、後になってもずっと嫌な思い出となったり、さらにひどくなると自分自身を苦しめる可能性があるので、注意が必要です。
心得-2
仕事では、場数を踏むというのも、対応能力を上げることにつながります。回数を重ねることで、慣れる、そしてよりうまくことを運べるようになります。ただしより良くしていく為には、単に回数をこなすだけではなく、意識することがとても重要になります。前回より良くなる為には、どうしたらいいか?ということを常に考えながら、行動することが大切です。
たとえ、失敗しても
新入社員の時は、たとえ失敗しても1度目は笑って済まされますから、大丈夫です。もし失敗してしまった時は、素直に反省して、原因がわからなければ、どこがまずかったのか、どうしたら良かったのかを先輩や上司に教えてもらえばいいのです。それを2度目に活かしましょう。ただ2度目は、失敗しないように要注意です。
アルバイトでやったことがあることは別ですが、仕事においては大抵のことは初めてだと思います。先ほども言ったように、自らやることが大切なわけですから、とにかく新入社員の時は、与えられた仕事は、進んで何でもチャレンジしていくことです。
気を付けよう
とはいえ、先ほど言ったようにトラウマになりかねない可能性があるとわかっている場合は、上司に相談してみましょう。例えば、あがり症とか対人恐怖症などを抱えている場合など、デリケートな部分なので難しいかもしれませんが、無理は禁物です。自分を守ることも大切です。